戦況 tactical situation 2003 12 7
ニューズウィーク2003 12.10の記事には、
このような記事があります。
「模範司令官の深すぎる苦悩」
「住民との関係を大事にしても、ゲリラの標的になる第101空挺師団の毎日」
「イラク人の心をつかむために、今日は何をしたか」という標語を、
すべての兵舎に張らせているそうです。
しかし、「攻撃を受けながら、親切に振る舞うのは、むずかしい」と、
司令官が語っています。
イラク戦線。
誰もが辛い立場にあります。
それでも、やはり、
攻撃を受けながらも、親切に振る舞うしかないと思います。
アメリカ兵の戦死者のニュースは、毎日のように伝えられますが、
イラク人にも、負傷者や死者が出ているはずです。
このニュースが伝えられていません。
イラク開戦から、イラク人には、相当の被害が出たはずです。
イラク人への対応を誤れば、反米感情が広がる可能性があります。
そうなると、どうなるか。
レジスタンス運動が起ります。
レジスタンス運動とは、占領支配に対する抵抗運動のことです。
そうならないためにも、
攻撃を受けながらも、親切に振る舞うしかないと思います。
歴史を振り返れば、こんなことが、ありました。
ドイツ占領下のフランスにおいて、
1940年6月18日、ド・ゴールが、BBC放送を通じて、フランス国民に対して、
「フランスのレジスタンスの炎は消え去ってはならないし、また消えることはないであろう」
そう呼びかけました。